安芸の島の実プロジェクト｜官民共創 世界一のオリーブオイル

• お困りごと :

  ・瀬戸内地域は高齢化により耕作放棄地が増加
  ・従事できる新しい産業がないため、人口流出が進んでいた

• 陥りがちな解決策 :

  補助金や就労斡旋を行うが、行政頼りで自立できない

ピント 👀

住民参加型の
地域産業づくり

農家・地域住民に行政が収益性の高い作物への作付け変更を促していくにあたって、収益性を担保した仕組みをつくり、導入障壁を低くすることが重要。

ヒント 💡

地域全体で
サプライチェーンを設計

行政が補助金制度を用いて安価で苗を販売、企業の適切な価格での買取りにより、地域住民が参入しやすいスキームで地域に広がっていった。

愚直なコミュニケーションで
質を担保

行政は講習会を定期的に行い生育方法を統一。オリーブの買取時には選果方法を適宜農家に伝え、多様なステークホルダーの中でも質の高いオイルづくりにこだわる。

アウトプット 💥

世界一を受賞した
オリーブが
地域の新たな産業に

・実店舗をオープン。年間2万人ほどが来場、市内の交流人口の増加に貢献
・本場イタリアのコンテストで受賞するほど質の高いオリーブオイルを生産
・地元で従業員の雇用やシルバー人材の業務委託で、20名ほどの雇用を創出。市内外から3名が移住